セゾン現代美術館 Sezon Museum of Modern Art

辻井喬著書

NO. 書籍名 本の種類 概要・書籍の内容 分類 発行年 出版社
1 詩集 不確かな朝 初めて辻井喬(筆名)の名で出版した処女詩集 詩集 1955 書肆ユリイカ
2 詩集 異邦人 第2回室生犀星賞、レコード付 詩集 1961 書肆ユリイカ
3 LIEU D’EXIL フランス語※堤清二名 『異邦人』フランス語版 外国語翻訳詩集 1964 PIERRE SEGHERS
4 異邦人 中国語 『異邦人』中国語版 外国語翻訳詩集 2005 人民文学出版社
5 詩集 宛名のない手紙 自由の歌/雷族/宛名のない手紙/内葬/カリフォルニア伝説/渇望/アラビア幻想 収録 詩集 1964 紀伊國屋書店
6 辻井喬詩集 動乱の時代全篇/宛名のない手紙全篇 収録 詩集 1967 思潮社
7 彷徨の季節の中で 生い立ちの複雑さや戦争による混乱の時代を生きた青春と反逆の日々を描いた、自伝的処女長編小説 装幀:石岡瑛子 長編小説 1969 新潮社
8 彷徨の季節の中で 韓国語 『彷徨の季節の中で』韓国語版 長編小説 1993 金寧社
9 彷徨の季節の中で 〈中公文庫〉 長編小説 2009 中央公論新社
10 誘導体 眠る男/真空状態/青ざめた朝/凶器を探せ/修羅の終焉など21作品収録 装幀:田中一行 装画:脇田愛二郎 詩集 1972 思潮社
11 辻井喬詩集 〈現代詩文庫63〉 不確かな朝/異邦人/宛名のない手紙/動乱の時代(全篇)/誘導体から収録(作品論、詩人論、自伝私の詩の遍歴など収録) 抜粋詩集 1975 思潮社
12 詩・毒・遍歴 辻井喬随想集 私とは何か、何処から来て何処へ行こうとしているのか。在ることの証として/私の詩の遍歴など収録した初のエッセイ集 エッセイ集 1975 昭和出版
13 けもの道は暗い 古典の名作や現実の事件に材をとった9つの変身物語 短編小説集 1977 角川書店
14 けもの道は暗い 〈角川文庫〉 短編小説集 1989 角川書店
15 変身譚 〈ハルキ文庫〉 『けもの道は暗い』の文庫版 短編小説集 1998 角川春樹事務所
16 詩集 箱または信号への固執 捩れた歯ブラシ/さかさになった椅子/柔らかい便器/傘など22作品収録 装幀・装画:脇田愛二郎 詩集 1978 思潮社
17 地図の朝 『現代小説1979』に収録 小説 1980 角川書店
18 深夜の読書 新潮社『波』に掲載された文章が契機となり1975年頃〜81年の文章を収録。読書日記をはじめ、音楽・絵画を鑑賞したエッセイ、物故作家への鎮魂歌など収録 エッセイ集 1982 新潮社
19 深夜の読書 〈新潮文庫〉 エッセイ集 1987 新潮社
20 沈める城 時の足跡/閉じられた扉/途絶えた道/静かな広場/晴れた日の碑遙/錆のグラデーションなど20作品収録 詩集 1982 思潮社
21 定本 沈める城 限定280部印刷 詩集 1991 牧羊社
22 いつもと同じ春 百貨店の社長としてある自己の内面を真率に語る初期長編。第12回平林たい子文学賞 長編小説 1983 河出書房新社
23 UNA PRIMAVERA COME SEMPRE イタリア語※堤清二名 『いつもと同じ春』イタリア語版 長編小説 1986 スピラリー社
24 いつもと同じ春 〈新潮文庫〉 長編小説 1988 新潮社
25 A SPRING LIKE ANY OTHER 英語 『いつもと同じ春』英語版 長編小説 1992 講談社インターナショナル
26 いつもと同じ春 アラビア語 『いつもと同じ春』アラビア語版 小説 翻訳 1997 AZMINAH FOR PUBLISHING
27 いつもと同じ春 〈中公文庫) 長編小説 2009 中央公論新社
28 静かな午後 地図の朝(初出『野生時代』1979年6月号)/亡妻の昼前(初出『文藝』1984年4月号)/静かな午後(初出『世界』1980年10月号)/黄昏の山百合(初出『野生時代』1981年9月号)/眠られぬ夜(初出『文体』1979年秋季号)収録 装幀:菊池信義 装画:中西夏之 短編小説集 1984 河出書房新社
29 錆 TIME OF RUST辻井喬・脇田愛二郎 辻井喬の詩と脇田愛二郎の造形によるコラボレーション 詩画集 1985 河出書房新社
30 不安の周辺 真実とは何か-3つの独白を通して語る社長交代劇の真相 実験的小説 1985 新潮社
31 不安の周辺 〈新潮文庫) 実験的小説 1990 新潮社
32 辻井喬詩集 たとえて雪月花 月の光/水仙/紫陽花/山百合/睡蓮/コスモス/夾竹桃/あだ花など25作品収録 詩集 1985 青土社
33 新詩集 鳥・虫・魚の目に泪 啄木鳥/家鳩/蝶の失踪/蜘蛛/夜の金魚/泣く魚など21作品収録 詩集 1987 書肆山田
34 暗夜遍歴 女性として歌人として苦悩を生きた母への鎮魂の書 長編小説 1987 新潮社
35 暗夜遍歴 〈新潮文庫) 長編小説 1993 新潮社
36 暗夜遍歴 〈講談社文芸文庫〉 母に捧げる自伝的作品 長編小説 2007 講談社
37 深夜の遡航 1982年〜89年初頭の文章を収録。自分の文化意識の奥へ遡ることで現在を掴む遡航ははじまったばかり。装画:加納光於 エッセイ集 1989 新潮社
38 連作詩篇 ようなき人の 第5回地球賞受賞 詩集 1989 思潮社
39 A STONE MONUMENT ON A FINE DAY 英語 辻井喬 詩選集 外国語翻訳詩集 1990 リブロポート
40 国境の終り 変貌する産業社会の中で生きる群像を描く連作小説 短編小説集 1990 福武書店
41 国境の終り ロシア語 『国境の終り』ロシア語版 小説 翻訳 1999 イタル・タス通信社
42 ゆく人なしに 古事記異聞古事記成立の謎を新に解読する 長編小説 1992 河出書房新社
43 群青、わが黙示 詩による昭和史死者への鎮魂歌『わたつみ』三部作の1 第23回高見順賞受賞 詩集 1992 思潮社
44 MONUMENT DE PIERRE UN JOURDE BEAU TEMPS フランス語訳 辻井喬 詩選集 外国語翻訳詩集 1995 SEGHERS
45 虹の岬 第二稿(仮題) 台本 制作:東北新社 西友 原作:辻井喬 脚本:荒井晴彦 監督:恩地日出夫
46 虹の岬 歌人で実業家であった川田順の純愛物語、第30回谷崎潤一郎賞 長編小説 1995 中央公論社
47 虹の岬 〈中公文庫〉 長編小説 1998 中央公論社
48 虹の岬 〈TOHO VIDEO〉 企画制作:東北新社 協賛:セゾングループ 原作:辻井喬(中央公論新社刊)脚本:中村努 監督:奥村正彦 カラー/115分/HiFiモノラル ©1998 ︎TOHOKUSHISHA FILM CORPORATION 1998 東宝
49 DISAPPEARANCE OF THE BUTTERFLY 英語 辻井喬 詩選集 外国語翻訳詩集 1994 KATYDID BOOKS
50 詩が生れるとき 現代詩入門 〈現代新書1196〉 ヨーロッパや日本の代表的な詩人の作品をもとに、詩を読む愉しさ、詩を書く悦びの世界へと誘う 詩論 1994 講談社
51 深夜の散歩 時代を思い文学を論じる随筆評論集 エッセイ集 1994 新潮社
52 過ぎてゆく光景 過去にとらえられた男と女の苦くて美しい物語 詩集 1994 思潮社
53 時の駕車 辻井喬の新たな自分史の最初の作品となる詩集。時の駕車/二つの反歌を収録 装画:李禹煥 装丁:菊池信義 詩集 1995 角川書店
54 続・辻井喬詩集 現代詩人篇 〈現代詩文庫130〉 箱または信号への固執/沈める城/鳥、虫、魚の目に泪/ようなき人の/群青、わが黙示 からの詩、持論・エッセイ、粟津則雄などによる作品論、詩人論などを収録 抜粋詩集 1995 思潮社
55 過ぎてゆく光景 短編小説集 1996 文藝春秋
56 終りなき祝祭 陶芸家富本憲吉とその妻の一枝の生涯を、映画監督となる息子の壮吉の視点を援用して語ったモデル小説。純文学書き下ろし特別作品 長編小説 1996 新潮社
57 終りなき祝祭 私家版 100部限定、非売品 長編小説 1996 新潮社
58 終りなき祝祭 〈新潮文庫〉 長編小説 1999 新潮社
59 故なくかなし 俳句小説18篇俳句をもとに背後の世界を小説化する 俳句小説 1996 新潮社
60 南冥・旅の終り 兵士と時代への鎮魂歌一千行を超える「自分史」『わたつみ』三部作の2 詩集 1997 思潮社
61 深夜の唄声 新しい世紀にむけて日本リセットの試み エッセイ集 1997 新潮社
62 本のある自伝 今まで読んできた本の記憶を辿ることにより書かれた初の自伝 自叙伝 1998 講談社
63 沈める城 実験的な手法による長編小説 第1回親鸞賞 長編小説 1998 文藝春秋
64 風の生涯 1998.12.15~2000.04.03新聞連載記事 挿絵:酒井信義 新聞記事 1998 日本経済新聞社
65 風の生涯 上巻 一代にして大コンツェルンを築いた男が辿る数奇な運命。元産経新聞社長水野成夫をモデルにした長編小説 長編小説 2000 新潮社
66 風の生涯 下巻 第51回芸術選奨文部科学大臣賞 長編小説 2000 新潮社
67 風の生涯 上 〈新潮文庫〉 長編小説 2003 新潮社
68 風の生涯 下 〈新潮文庫〉 長編小説 2003 新潮社
69 わたつみ・しあわせな日日 『わたつみ』三部作の3「昭和史」の現地点 詩集 1999 思潮社
70 命あまさず 小説石田波郷 俳人石田波郷をモデルにした小説第3回加藤郁乎賞 短編小説集 2000 角川春樹事務所
71 命あまさず 小説石田波郷 〈ハルキ文庫〉 短編小説集 2005 角川春樹事務所
72 西行桜 能に素材をとり舞台を現代に移した幻想的文学空間 短編小説集 2000 岩波書店
73 ユートピアの消滅 自身の体験をもとに、新しいユートピアについて考える手掛かりを探した記録。 評論 2000 集英社
74 わたつみ 三部作 戦後の日本を暗喩のかたちで描いた思想詩。第38回藤村記念歴程賞 詩集 2001 思潮社
75 呼び声の彼方 作曲家武満徹の記憶と作品に想を得た詩集 詩集 2001 思潮社
76 伝統の創造力 伝統を「大胆な自己革新を行う運動体」「新しい文化芸術を形成する源」と位置づけて、混迷する時代における芸術/社会の再生を問う。 評論 2001 岩波書店
77 辻井喬 コレクション1 彷徨の季節の中で/若さよ膝を折れ/野分け 収録 小説選 2002 河出書房新社
78 辻井喬 コレクション2 静かな午後/国境の終り/過ぎてゆく光景 収録 小説選 2002 河出書房新社
79 深夜の孤宴 1978年からはじまった『深夜叢書』と呼ばれていたエッセイ集の最終版 エッセイ集 2002 新潮社
80 辻井喬 コレクション3 故なくかなし/命あまさず 小説石田波郷 収録 小説選 2002 河出書房新社
81 辻井喬 コレクション4 虹の岬/終わりなき祝祭 収録 小説選 2003 河出書房新社
82 桃幻記 中国の今を描く短編集 短編小説集 2003 集英社
83 桃幻記 中国語 『桃幻記』中国語版 小説 翻訳 2005 人民文学出版社
84 постоянство памятц ロシア語 辻井喬 詩選集 外国語翻訳詩集 2003 гиперион社
85 辻井喬 コレクション5 けもの道は暗い/ゆく人なしに/西行桜 収録 小説選 2003 河出書房新社
86 辻井喬 コレクション7 異邦人/不確かな朝/沈める城/たとえて雪月花/鳥・虫・魚の目に泪/ようなき人の/過ぎてゆく光景 収録 詩選集 2003 河出書房新社
87 辻井喬 コレクション8 深夜の読書/深夜の遡航/深夜の散歩/深夜の唄声/深夜の孤宴 収録 エッセイ選 2004 河出書房新社
88 辻井喬 コレクション6 沈める城 収録 小説選 2004 河出書房新社
89 父の肖像 父堤康次郎の伝記をもとにした長編第57回野間文芸賞 長編小説 2004 新潮社
90 父の肖像 上 〈新潮文庫〉 長編小説 2007 新潮社
91 父の肖像 下 〈新潮文庫〉 長編小説 2007 新潮社
92 Die Schöpferische Kraft der Tradition  ドイツ語 『伝統の創造力』ドイツ語版 評論 翻訳 2005 MünchenIndicium Verlag
93 終わりからの旅 〈ハードカバー〉 戦後史への愛情と反発 長編小説 2005 朝日新聞社
94 終わりからの旅 〈朝日文庫版〉 長編小説 2008 朝日新聞社
95 鷲がいて 第24回現代詩花椿賞 第58回読売文学賞 詩集 2006 思潮社
96 萱刈 伝統と近代、この国に生きていることの現在を果敢に問い直して、伝統と近代、若々しい意欲と老練な野心に満ちた、書き下ろし長編 長編小説 2007 新潮社
97 幻花 菜の花幻想/リトアニア紀行等、47作品を収録した随筆集。「幻花」というタイトルは、詩集『たとえて雪月花』(1985)の同名の詩から。 エッセイ集 2007 三月書房
98 新祖国論 なぜ今、反グローバリズムなのか 2006年信濃毎日新聞連載随想風社会批評 エッセイ風評論集 2007 集英社
99 書庫の母 家族を巡る6篇の私的短編小説集 短編小説集 2007 講談社
100 ポスト消費社会のゆくえ セゾングループ誕生から解体までと戦後消費社会の実像 対談:上野千鶴子 対談 2008 文芸春秋社
101 自伝詩のためのエスキース その時々の記憶を書きとめるというスタイルの自伝詩 第27回現代詩人賞受賞 詩集 2008 思潮社
102 憲法に生かす思想の言葉 憲法を守るという志、思想の言葉と伝統・文化についての思索 講演録集 2008 新日本出版社
103 遠い花火 雑誌 ある財界人の自伝的小説。岩波書店刊『図書』2006.5~2008.7連載 2006.5~2008.7 岩波書店
104 遠い花火 長編小説 2009 岩波書店
105 叙情と闘争 読売新聞1年間連載新聞連載 土曜朝刊 新聞記事 2008 読売新聞社
106 叙情と闘争 辻井喬 堤清二回顧録 辻井喬/堤清二の詩人・文学者と経営者、二つの顔を往来した半生であり、政治、経済、芸術を見通す現代史 回顧録 2009 中央公論新社
107 叙情と闘争 辻井喬 堤清二回顧録 〈中公文庫〉 回顧録 2012 中央公論新社
108 辻井喬全詩集 不確かな朝/異邦人/宛名のない手紙/群青・わが黙示/わたつみ・しあわせな日々/自伝詩のためのエスキース など全18作品を収録 詩集 2009 思潮社
109 古寺巡礼 大和、飛鳥、吉野、若狭、紀伊、会津、奥羽の古寺巡礼。日本人の精神的幸福についての思索 紀行文 2009 角川春樹事務所
110 古寺巡礼 〈ハルキ文庫〉 紀行文 2011 角川春樹事務所
111 かたわらには、いつも本 辻井喬書評集 自身が読んだ国内外のあらゆる本を紹介する書評集 書評集 2009 勉誠出版
112 心をつなぐ左翼の言葉 右翼vs左翼、保守vs革新という思考枠、古い左翼思想や本質を歪めたサヨク思想を問い直す「心をつなぐ左翼の言葉」。聞き手・浅尾大輔 対談 2009 かもがわ出版
113 茜色の空 総理大臣大平正芳の伝記小説 戦後保守政治の検証 長編小説 2010 文藝春秋
114 私の松本清張論 タブーに挑んだ国民作家 社会的弱者、差別された側にたつ新しい「民衆派作家」像。小説以外で、初めて一作家についてまとめた本 評論 2010 新日本出版社
115 生光 新生の詩論 詩論 2011 藤原書店
116 辻井喬文集 中国語 全5巻 長編小説 2012 作家出版社
117 司馬遼太郎覚書「坂の上の雲」のことなど 辻井喬、新船海三郎の長時間にわたる対談をもとにまとめられた司馬遼太郎文学論 評伝 2011 かもがわ出版
118 流離の時代 《中公新書》 エッセイ集 2012 幻戯書房
119 死について 自分はどう死ぬべきかという立場において、死と対峙して描き切った長篇連作詩。装画:宇佐美圭司 詩集 2012 思潮社
120 茜色の空 〈文春文庫〉 総理大臣大平正芳の伝記小説 戦後保守政治の検証 長編小説 2013 文藝春秋

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